歯医者さんデビュー
もちろん私ではございません。
4歳の娘、ついに歯医者さんデビュー。
実は、ぜひ診てもらいたい歯医者さんがいるのですが、
愛媛県松山市なのでさすがにムリ。
メールでアドバイスだけいただき
近所の歯科医院へ。
ちなみに、コチラです↓
「自然歯科診療所」
正直、かなりオススメです。
で、娘ですが、
案の定ひとりで診察台に座ることは激しく拒否。
まず私が横たわりその上に娘があおむけになる
というなんともほほえましい絵となりました。
肝心の歯のほうですが、
虫歯がなんと7本も!
同じ環境で暮らしている兄(7歳)は一本も虫歯が
ないというのに…… (汗)
そんなことを思いながらも、
まずはこの子の治療を考えないと。
当然、削ったりするわけですが、
今日、歯医者さんデビューを果たした4歳児に
いきなり治療は難しいのではないか。。
そんな風に思っていると、
私の心の声が聞こえたのか
「はじめてだからムリしなくてもいいですよ」
という優しいお言葉が。
「ありがとうございます。治療は次回ということでお願いします」
ということでお言葉にあまえさせていただきました。
娘もホッとした表情 (^^)
私もひと安心。
と、思ったのも束の間、
「では、今日は“フッ素”だけで」
という一言が。
おっと、やはりきましたフッ素塗布♪
数年前、長男の歯科検診の際にフッ素塗布が予想されたので
事前にいろいろと情報を集め、家内と相談した上で「不要」
という判断をした経緯があります。
「え?なんで?」
「虫歯を予防できるのに…」
そのように思われる方もいいかもしれませんね。
確かに、
虫歯予防の効果というメリットがあるかもしれませんが、
なにごともデメリットはあるはず。
「表と裏」
「光と影」
きっとフッ素にもそんな一面が…、
そんな思いで当時調べた内容をまとめたものがあります。
医者でもなく、化学の知識もない素人の書いたもの(しかもかなり長い!)
ですが、もし、ご興味があればお読みいただければ幸いです。
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「フッ素で虫歯予防」
という言葉は良く耳にするけど
フッ素ってどんなものだろう?
●フッ素ってなに?
●虫歯はどのくらい予防できる?
●水道水に添加している国もあるってホント?
●安全?それとも・・・
●子どもたちの健康への影響は?
そんな疑問が生まれてきました。
今回は、虫歯予防に効果があるといわれている
「フッ素」について考えてみたいと思います。
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“風邪を引いても医者にはいかないけれど・・・”
“熱があってもクスリで下げることはしないけど・・・”
“歯の痛みだけは耐えがたい!!”
だれもが経験したことのある歯の痛みを思えば、
できればあの痛みとは無縁の人生を送りたい!
このように考えるのも当然ですよね。
なにか予防する術はないものか?
そこで浮かぶのが「フッ素」です。
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■フッ素ってどんな物質?
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便宜上、「フッ素」としていますが、
正式には「フッ素化合物」または「フッ化物」。
フッ素は、通常、単体では存在せず
他の物質と結びついて「フッ素化合物」として存在しています。
フッ素を含む化合物で
私たち日本人には忘れられないものがあります。
1994年、史上初の化学兵器による無差別テロとして
世界を震撼させた「サリン」です。
さまざまな物質と結びつくフッ素は、
医薬品になったり、フライパンのテフロン加工に用いられたりと
その用途はさまざまですが、ときに猛毒にもなるのですね。
ネズミを駆除する際に用いる
「殺鼠剤」やゴキブリ駆除剤にも使用されています。
さまざまな形で存在するフッ素。
私たちにもっとも身近なフッ素といえば「虫歯予防」に関するもの。
そう、歯みがき剤に配合されたものですね。
虫歯予防に効果があるというイメージは
多くの方がお持ちだと思います。
私もそういった印象を持っています。
WHO(世界保健機構)も
虫歯予防を目的としたフッ素による洗口・塗布を推奨しています。
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■気になる体への影響
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フッ素による虫歯予防を推奨している人々は
「適量であれば人体への影響はない」といいます。
その一方で「フッ素は非常に人体に有害である」とする
反対派の団体や歯科医師・科学者がいます。
「安全だ」という人と「危険だ」という人がいる。
どちらを信じればよいのでしょう?
フッ素は自然界にも存在している物質です。
野菜や果物にも微量含まれていますので日常的に口にしています。
特に日本食の食材となる小魚、海草、またお茶などはフッ素の
含有量が多いといわれています。とはいえ、あくまで微量ですが。
考えなければならないのは、
私たちの体になくてはならない微量要素も
過剰に取り込むと健康を害するというものは多々あるということです。
フッ素はどうでしょうか?
「非常に微量であれば大きな害はないが、
多量であれば人体にとって非常に毒性の強い化学物質である」
というのがフッ素推奨派、反対派の両方の共通意見です。
では、具体的にはどのような毒性があるのでしょうか?
毒性には、急性毒性と慢性毒性があります。
まずは、急性毒性について見ていきたいと思います。
例えば、子どもがフッ素溶液で洗口をしているとき、
なにかの拍子で“ゴクッ”と飲んでしまいました。
体内でどのようなことがおこるのでしょう?
胃の中に入ったフッ素は胃酸と反応して
刺激性の強いフッ化水素となります。
激しい胃痛、吐き気、嘔吐、下痢などが起こり、
ひどくなると吐血、血尿がでることもあるそうです。
子どもが「お腹が痛い」と訴えても、
それがフッ素溶液を飲んでしまったからだと
考える親は少ないと思います。
さらに、
フッ素が血中のカルシウムと結合してカルシウム濃度が低下すると、
痙攣、不整脈、心停止を起こし、死亡につながることもある
ということです。
フッ素洗口を実施している学校や幼稚園の先生は、
子どもたちの命に関わるこうしたことがおこりえるという
ことを把握していらっしゃるのでしょうか。
もし知らないとしたらちょっと怖いですね。
続いて慢性毒性です。
発ガンの危険性、ダウン症、
神経系への影響などが指摘されています。
発ガンとフッ素の関係をあらわした研究があります。
世界には水道水にフッ素を添加している国や地域があります。
水道水にフッ素を添加している地域は、添加していない地域に
比べガン全体で13%増し、口頭咽頭ガンについては50%増し
という研究結果でした。
また、骨肉腫、肺がん、子宮ガンなども
フッ素でできやすくなると指摘されています。
重要なのは、年齢が若ければ若いほど
発ガン性物質の影響を受けやすいということです。
小さい子どもが高濃度のフッ素にさらされるということは、
ガンになるリスクを一生抱えるということになってしまうのです。
次に神経系への影響です。
フッ素はさまざまな生体機能に
影響を及ぼすといわれています。
交感神経、副交感神経、中枢神経、
抹消神経、ホルモン系、免疫などです。
「最近、落ち着きのない子どもが多い」
「ADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもが増えた」
という話はよく耳にします。
フッ素の影響はゼロとはいえないかもしれません。
また、フッ素は染色体異常を起す物質という点も
知っておかなければなりません。
ダウン症との関連が指摘されているのは
こうした点からです。
急性毒性、慢性毒性ともに
その危険性が指摘されているフッ素。
虫歯予防のためならガンになってもいい
という人はいないと思いますが、
肝心の虫歯予防の有効性はどの程度のものなのでしょうか?
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■虫歯は防げる?
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虫歯予防の効果、
その有効性について調べてみました。
虫歯予防の目安として使われる指標として、
「12歳児が虫歯を経験している永久歯の数」
というものがあります。
厚生労働省が6年毎に行なっている歯の疾患の実態調査。
この結果を見ると、1975年をピークに減り続けています。
12歳児の虫歯を経験している永久歯の数は、
1987年の4.9本から減り続け、
2010年の調査では1.29本となっています。
これがフッ素の洗口や塗布による減少だとすれば“効果あり!”
ということになるのですが、実際は無関係と結論付けられています。
というのも、フッ素洗口が普及したとはいえ、
実際に洗口を受けた子どもは1994年の時点で1%、
2004年でも3%に満たないということです。
全体の指標に影響を及ぼすほどの数とは言いがたいわけですね。
ちなみに、
日本では水道水にフッ素を添加することは行なわれていませんので
過剰にフッ素を口にすることは少ないと考えられます。
ただ、フッ素が配合された歯みがき剤が普及したことは
虫歯の減少になんらかの関係があるという見方はできますね。
現在、日本で売られている歯みがき剤の
実に85%はフッ素が配合されているそうです。
容器の背面の成分表示に、
「フッ化ナトリウム」
「モノフルオロリン酸ナトリウム」
と書いてあればフッ素入りです。
“フッ素入り歯みがき粉は、やっぱり虫歯が予防できるのね”
と思った方、ちょっと待ってください。
特に小さいお子様をお持ちの方には重要な情報があります。
このフッ素入り歯みがき剤。
子どもには使わせないほうが良いようです。
水道水にフッ素を添加している地域もあるアメリカ。
そのアメリカでさえも
フッ素入り歯みがき剤の容器には下記のような警告表示があります。
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【警告】6歳以下の子どもの手の届かないところに置いてください。
もし、通常使用量以上に飲み込んだ場合は、すぐに医師か毒物中毒
センターに相談してください。
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日本で販売されているフッ素配合の歯みがき剤に
このような表示はありませんので特に気にすることもなく
子どもの手の届くところに置いているご家庭も少なくないと思います。
幼い子どもはなんでも口にいれてしまいますから
注意を払わなければなりません。
フッ素を推奨しているWHOも
子どもへの使用には警告を発しています。
1994年の時点で「
6歳以下の子どもへのフッ素洗口は禁忌」と結論しています。
禁忌とは「絶対ダメ!」という意味です。
虫歯予防の有効性に話を戻しますが、
ある専門家はこのように言います。
「フッ素には、宣伝されているようなよる結晶の再生
(歯の再石灰化)も、フロール化(歯質の強化)もない。
逆に、歯の結晶の再生が阻害されることが確認されている」
人体への危険性があるばかりか、
虫歯予防の効果も疑わしくなってきましたね。
推奨派はなぜ否定的な研究結果やデータを黙殺して
フッ素の使用を推し進めているのでしょうか?
そこには、にわかには信じられない、信じたくない、
コワイお話がありました。
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■フッ素の歴史
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歴史を紐解いてみます。
フッ素を世界ではじめて
水道水に添加したのはドイツの捕虜収容所。
捕虜の虫歯予防が目的でないことは状況からみて明らかです。
先述のとおり、フッ素は神経系へも影響します。
つまり精神障害を引き起こすのです。
捕虜を鈍く、大人しく、従順にし、
脱走しないようにコントロールするのが目的だったのです。
低濃度であっても長期にわたる摂取で
脳機能障害を引き起こす物質であることが
すでにわかっていたということですね。
現在、全体の70%の公用水道水にフッ素が添加されている
アメリカでは、1950年代にその是非をめぐり論争がありました。
当時の推進派の筆頭はハロルド・ホッジ博士。
ホッジ博士は、広島に投下した原子爆弾開発の中心人物で、
非人道的な実験をしたことで知られています。
予期される核実験反対や訴訟に備え、
あらかじめウランやプルトニウムを人体に注射し、
その毒性を測るという恐ろしい実験を指揮していたのです。
その原子爆弾用の濃縮ウラン製造過程で用いるフッ素によって
従業員や周辺地域の住民・農作物・動物に大きな被害が出て
訴えられそうになっていました。
アメリカ政府は、排出されるフッ素ガスの毒性を
一般大衆に察知されないように安全性をアピールしておく
必要がありました。
そして、
「フッ素は、虫歯予防できる有用で安全な物質である」
と宣伝したのです。
つまり、大気汚染・土壌汚染などの公害に対しての訴訟から、
国や大企業を守るために作り出された話だというのです。
にわかには信じられないお話ですが、
原子力発電所の事故にしても、
少し前のアスベストの問題にしても、
同じような構図があるように思えます。
わが国においても水道水へのフッ化物添加は、
長年議論されています。
過去には数ヶ所の自治体で
実験的に導入された事例はあるようですが、
現在は実施されていないようです。
2002年に沖縄県で、
全国初の水道水へのフッ化物添加の本格的な導入事業が
進んでいましたが、健康面での不安を抱く住民の反対により
計画が中止になりました。
こうした現状を理解した上で、
つまり相当なリスクがあってもそれを覚悟の上で
虫歯を予防したいという大人が(実際には期待するほど
効果はないようですが)使用するのは個人の選択ですが、
小さいお子さんからは遠ざけてあげたほうがよい
というのが今回フッ素のことをいろいろと調べる中で
私が感じたことです。
虫歯の原因はさまざま。
口の中の衛生状態だけによるものではありません。
バランスを欠いた食事や不規則な生活習慣、
ストレスなどによる不調も原因になるといいます。
モノに頼るのではなく、
まずは体を整えることを意識することが大切なのではないでしょうか?
自然界で暮らす野生動物は、ほとんど虫歯にならないといいます。
現代の私たちの食生活、生活環境は
虫歯なる要素がたくさんあるのかも知れません。
できることから自然に沿った暮らしのあり方へと
変えていきたいものですね。
あの痛みは耐えがたいものがありますから。
《参考文献》
『健康不安と過剰医療の時代』 井上芳保 著
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最後までお読みいただきありがとうございます。
なにかのお役に立てば幸いです。